本記事の内容
最近話題になっているNFTの転売に興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
ただし実体のある商品とは異なるため、どのように転売をすれば儲かるのか疑問に持つ方もいるでしょう。
今回はそんな方の疑問に答える記事となります。
NFT転売(二次流通)ってそもそも何?

NFT転売の仕組みは、基本的には実体のある商品の転売と同じ仕組みです。
「安く販売されているNFTを購入し、高く売る」
これが、NFT転売の基本となります。
転売というと、ある程度市場が飽和してしまっており、素人では中々稼げないという印象を持っている方もいるでしょう。
しかし、NFTというのは最近流行し始めた新興市場ですので、まだまだライバルが少ないのが現状です。したがってNFTの転売ではプロでなくても稼げるチャンスが転がっています。
NFTについて詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ
参考記事:今話題の『NFT』とは何か?初心者にもわかりやすく解説
NFT転売が稼げる理由【3つ紹介】

以下の3つの理由があります。
- 理由①:NFT市場の急成長
- 理由②:まだまだ参入者が少ない
- 理由③:NFTを自ら作成し、マーケティングをおこなう手間がない
理由①:NFT市場の急成長
NFT市場は、2021年から急速に拡大しています。
今は市場が拡大している段階なので、上手く波に乗れば転売で稼ぎやすいタイミングと言えるでしょう。
取引総額が1年で200倍以上
- 2020年:1億ドル(およそ115億円)
- 2021年:220億ドル(およそ2兆5,000億円)
※DappRadar社調査
青汁王子や有名投資家も注目
理由②:まだまだ参入者が少ない
NFTへの参入者は、まだまだ少ないというのが現状です。
というのもNFTは、昨今ニュースなどに取り上げられ知名度こそ上がったものの、国内では実際に購入・販売までしている人は非常に少ないです。
理由としては、下記が挙げられるでしょう。
- NFTという概念が難しく理解しづらい
- NFT購入・販売することのハードルが高い(仮想通貨の購入・ウォレットの作成など)
参入者が少ないことは、先行者利益を得る上で重要な要素です。
NFTを購入・販売するまでのハードルは決して低くないですが、挑戦してみる価値はあるでしょう。
理由③:NFTを自ら作成し、マーケティングをおこなう手間がない
NFT転売には、下記のメリットがあります。
自らNFTアートを作成する必要がない
NFT転売は、安く売られているNFTを購入し、それを高く売るというのが基本です。NFTを自分で作成する必要はないので、作品作りに時間を取られることはありません。
将来価値が上がりそうなNFTを見つけることさえできれば、利益につなげられます。
マーケティングの必要がない
高額で取引されているNFTというのは、ブランディングやマーケティングがしっかりと行われています。
どんなに良い作品を作っても、マーケティングがしっかりしていないと売れません。
マーケティングとは、SNSで作品を拡散したり、どのように作品の知名度を上げていくかなど作品を売り込む戦略のことを指します。しかし、一個人がマーケティングを行うというのはかなりハードルが高いですね。
NFT転売の場合はこのような面倒な手間をかけずとも、既にあるNFTを購入して販売するだけで利益になるので、初心者でも挑戦しやすいと言えます。
NFT転売のやり方・稼ぎ方を解説【3ステップ】

冒頭でも述べたとおり、NFT転売とは、NFTを安く購入し、価格が高騰したタイミングで売却することです。やり方を解説します。
NFT転売のやり方【3ステップ】
- 手順①:価値が上がりそうな作品を探す
- 手順②:作品を購入する
- 手順③:作品を売却する
手順①:価値が上がりそうな作品を探す
NFT転売で一番重要なステップと言っても過言はないです。
まずは将来価値が上がりそうな作品を探しましょう。
下記の動画が参考になる
上記の動画を参考にすれば、伸びる作品の特徴を掴めると思います。
価値が上がる作品の共通点
- リリース直後の作品
- 人気クリエイター、有名インフルエンサーの作品
- 世界的認知度の高い作品
上記を把握するためには、日頃からNFTに関する情報を仕入れる必要があります。
まずはTwitterで「イケハヤさん」「Miinさん」「Pajiさん」といったNFTの発信をしている方々をフォローし、NFT業界で何が盛り上がっているのかを、業界の人から学ぶのがいいでしょう。
手順②:作品を購入する
続いては、実際にNFTを購入していきましょう。
おすすめなのは、予算を決めておき、その中で複数の作品を購入しておくことですね。複数の作品に投資を行うことで、リスクを分散させることができます。
NFT作品を購入する方法は下記記事をどうぞ。
参考記事:NFTアートの購入方法をわかりやすく解説【簡単5ステップ】
手順③:作品を売却する
最後に作品を売却しましょう。
NFTはデジタルデータのため、売却は非常に簡単です。
売却の手順は以下のとおり。
- 所有しているNFTにオファーが付く
- オファーの値段を確認し、納得できたら「承認」をクリック
メルカリでの出品では、きれいに梱包して送る手間がありますが、NFTはワンクリックで転売できるので非常にお手軽ですね。
NFT転売を成功させるコツ

NFT転売を成功させるコツを解説していきます。
基礎知識を身につける
NFTを始めとする、ブロックチェーンと金融の知識を学んでおきましょう。
「勉強って苦手なんだよな」と思うかもですが、本を数冊読めば基礎知識は身につきます。年100冊以上本を読む筆者が、おすすめの書籍を厳選して3冊紹介します。
おすすめ書籍
- NFTの教科書
- 最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
- メタバースとWeb3
徹底してリサーチする※重要
価値が上がりそうな作品を徹底的にリサーチすることが重要になります。
そのための具体的な方法を解説していきます。
①:コレクションのコミュニティがあるかどうかを確認
まずNFT作品のコミュニティがあるかどうかを確認しましょう。
コミュニティというのは、購入者やコレクターが交流したり、情報交換する場所のことを指します。※TwitterやDiscordが多い
人気になるNFT作品では、活発なコミュニティが存在することが多く、NFT自体の価値も値上がりしやすいです。
②:販売者の取引量を確認
NFT転売を行う際は、販売者の取引量を確認することも大切です。
取引量が多いということは、それだけ人気のNFTを数多く輩出しているということですので、売れやすいと判断できます。
売れやすい商品かを見極める材料になりますので、必ずチェックするようにしましょう。
➂:販売者のフォロワー数を確認
続いては、販売者のTwitterのフォロワー数を確認しておきましょう。
Twitterのフォロワー数が多い作品は高額で取引される傾向にあるためです。販売者はNFTの宣伝にTwitterを使うことが多く、Twitterは他のSNSよりもマニア層が多いのが特徴です。
Twitterのフォロワー数が多いということは、それだけ熱狂的なマニア層を囲い込めているということですので、買い手も見つかりやすいでしょう。
NFT転売を行う際の注意点

では最後に、NFT転売を行う際の注意点について詳しく解説していきます。
NFTにも偽物は存在する
NFTにも偽物が存在するので、注意が必要です。
NFTというのは、最近盛り上がってきた市場ですので、法整備が追い付いていません。そのため勝手に誰かの著作物をNFT化して販売することもできてしまいます。
またOpeaSea等のマーケットプレイス内で作品を見ただけでは、「偽物か否か」の発見は難しいです。NFTを購入する前には、公式サイトやSNSを必ずチェックして、販売者が信用できる人物か判断しましょう。
偽物を買ってしまったら、損をしてしまうため注意です。
値下がりの可能性を考慮する
NFT転売を行う際は、値段が下がるリスクを考慮する必要があります。
万が一、NFT作品を高値掴みしてしまった場合、損失を被ることになります。
またNFTは人気な作品と、そうでない作品との差が顕著です。人気な作品であれば売りたいと思ったタイミングですぐに売却が可能ですが、人気でない作品は全く買い手が付かないという状況もあり得ます。
NFTは急成長している新興市場ですので、基本的には『ハイリスクハイリターン』の投資だと思ってください。リスク管理は徹底しましょう。
常に情報収集をしておく
NFT市場の歴史はかなり浅く、どんどん新しい物が出てくる状態になっています。
NFT転売のコツやノウハウなどが様々なところで発信されていますが、現時点では正しい方法だったとしても、この先も同じように当てはまるとは限りません。
NFT市場の変化を常にウォッチし、情報収集を怠らないようにしましょう。